家族のために震災に強い建物を構えたいと思ったことが、きっかけになった邸宅。特筆すべきは、間取りからデザイン、家事動線まですべてご主人が携わったこと。「ふたりの好みを盛り込むとテイストが変わってくるので、統一感を出すためにすべて任せてくれました」と、こだわりぶりが伝わってきます。
　お子さん５人を含む家族との時間を大切にしたいと、ＬＤＫは開放感あふれる吹き抜けで広々とデザインされました。アイアンや古材など、インダストリアルなテイストでありながら温かみのある空間が迎えてくれます。テレビを配した壁は、建物の建設などに利用される足場板を利用し、この家のオリジナリティを高めました。また、ダイニングキッチンは料理好きなご家族らしく、バラエティ豊かな調味料をディスプレイできる造作の棚やキッチンカウンターなど、まるでカフェのような特別な一角に。ただかっこいい、デザインがオシャレというだけではなく、どの部屋で過ごしていても心地いいそう。談笑したり、食事をしたり、当たり前のことがより楽しく、家族とのつながりを感じながら、しあわせな日々を味わっています。