「まるでアトリエを訪れたよう」。そんな印象を抱く邸宅。吹き抜け天井を見上げれば工場で使われていたドイツ製の照明が配され、感性で選んだ素材やインテリアの数々が特別な空間をつくります。新築数年で2度目の家づくりとなったご家族。「家族が増え、このまま住み続けるか悩みましたが、家族それぞれの快適な暮らしを考え思い切って二邸目を建てようと土地探しから始めました」と話します。テーマは、「大人なブルックリンスタイルハウス」。大人気のゼロキューブをもとに、一邸目で学んだことを生かし、子ども部屋は畳数ではなく、個々の部屋を確保。ゆくゆくの生活を考え、多様な使い方ができるようクローゼットは設けず机は造作するなどシンプルなつくりに。また、空間効率を考えて洗面所はセパレートタイプで設計するなどのこだわりも。
　驚くべきは、ご主人自ら土地探しから設計、資金計画などすべてを手掛けたこと。「大変なこともたくさんありましたが妥協せず細部までこだわったおかげで、アースハウジングで大満足の住まいができました」。そんな機能性と温もりあふれる2度目の邸宅は、暮らすごとにいっそう趣を増していくようです。