以前に住んでいた住まいが手ぜまだったこともあり、せかせかと時間に追われているように生活していたというT夫妻。こちらに住み始めてから約2ヶ月。「時間がゆったり流れているのを実感しています」と笑顔で語る。
　仕事柄転勤が多いT家。長男の入学を来春に見据えて、そろそろ自分たちの拠点となる住まいを…と思い立ったのが09年の2月頃。さっそく見学会に行ってみようと出かけたZESTMATSUYAMAの家づくりのコンセプトやモデルルームが気に入ったことから、自然な流れで任せることになった。
「家で長い時間を過ごすのは奥さんと子どもだから、ふたりが居心地がよければそれがベストだと思って奥さんに任せました」とT主人。その気持ちを受けとめたT夫人は「家族が好きなものだけをギュッと詰め込んだ宝物箱のような家にしよう」と心に決めたのだとか。
T主人はウッドデッキと広いお風呂、T夫人はナチュラルな木のぬくもりにあふれた広いリビングが見渡せる対面キッチンを希望。それらを取り入れたプランニングを行ないながら、自分たちのイメージする住まいへと近づけていった。また、体感工房で何度も打ち合わせを重ね、T夫人みずからがドアノブやつまみなどをホームセンターへ探しに行ったり、気に入ったパーツを取り寄せたりと、コスト面でも工夫を重ねながら、細部にまでとことんこだわった住まいが完成。ナチュラルな雰囲気は、T夫人の友人からも「（T夫人の）個性が出てるね」といわれるそう。
　庭がまだ手つかずの状態のため、「いずれは芝生にしたり、花を植えたり、家庭菜園もやってみたいですね」と、世界でひとつだけの住まいをもつ幸せを満喫している。