友人の新居に招かれて「マイホームっていいな」と思い、具体的な予定はないまま完成見学会に参加し始めたのが家づくりの最初となるきっかけだった。松井建設の家を初めて見たとき、木材の使い方のバランス、床や梁の見せ方、和にも洋にも偏りすぎてない、シンプルでしゃれたデザインなどが気に入り、そこからは松井建設の完成見学会だけでも20回近く参加したそう。“職場から近いところ、電停まで歩いて行ける場所”などの条件に合う土地を1年近くかけて探し、土地が見つかると同時に家づくりが本格化していった。「動線がコンパクトで家事がラクにできる間取りがいい、リビングにつづく空間として使える和室がほしい、将来は1階で生活のすべてが完結できるように機能を集約したい、玄関にスロープが欲しい」など、まずは大まかな希望を伝えてプランを考えてもらった。それをベースに、今まで何度も完成見学会に参加して見てきた“いいもの・いいデザイン”を参考にしつつ、自分たちの好みや用途によってアレンジしたアイデアを取り入れていったそう。ご主人の書斎と奥さまのドレッシングスペースは、材質や色、サイズ、収納などすべてにおいてこだわりを追求し、居心地がよくて使いやすい空間を実現。南側に隣家が建ったときのことを考慮し、室内への日当たりが遮られないよう敷地の北側に寄せて家を配置し、南側には余裕のある駐車スペースと、子どもが遊べるように芝生の庭を設けた。和風のテイストがお好みのご主人と、シンプルなデザインが好きな奥さまのセンスを合わせた家は、落ち着いていながらどこかハッとする個性が光り、長い年月が経っても飽きることのない快適な家になった。