中古住宅をリフレッシュしようと思っていたところ、リフォームをしても長期間暮らすのは難しいと分かり、急遽新築に変更になりました。突然のことながら、念願のキッチン、置きたい家具・調度品がしっかりと決まっていたこともあり、ご夫婦で間取りを作成することからスタートしました。
　間取りで意識したのは廊下のない家。１階部分の部屋がすべてリビングに直結され、シンプルでかつ短い家事動線を確保することでした。収納するものを選ばない大型のパントリーや家族全員の衣類が収まるウォークインクローゼットは、すべてを集中して収納することができ、家事の手間を減らすことにも成功しています。また、奥さまご希望で導入が決まっていたステンレス製のシンプルなキッチンを中心としたＬＤＫに。新居に据え置く家具も事前にサイズを測りスッキリと収まるようになっています。そうやって一つひとつご夫婦でプランニングした家の建築はタニグチに依頼。より使いやすく手直ししてもらい、施工に携わる大工さんとも相談を重ね作り上げた家は、スッキリと片付いたリビングとお気に入りのものに囲まれた暮らし。すべての要望が形になった、思い描いていた通りの家となっています。