「騒音など気にせず、子どもが自由に走り回れる家がほしい」と、土地探しからスタートして約２年、なかなか希望の土地が見つからなかったそうです。そんなとき、奥さまの祖母から提案があり、敷地内の納屋を解体し、跡地に新築を建てる流れになりました。ＴＯＡＨＯＭＥはご両親からの紹介で知り、女性設計士とコラボレーションした家づくりに興味を持ったといいます。女性設計士が自ら手掛けた私邸を見に行き、「主婦目線の家事動線をはじめとして、実際にあったら生活しやすいだろうなというポイントがたくさんありました」と振り返ります。
　花や観葉植物、砥部焼が好きな奥さま。グリーンや器のコレクションが映えるようなさわやかな空間を希望しました。日当たりがよく、すがすがしい風が通り抜けるＬＤＫは、肌触りがよいパインの床材でデザインされたナチュラルな空間で、吹き抜け天井が開放感を生んでいます。大きな掃き出し窓の前にある「ウィンドウベンチ」もこの邸宅のポイントで、ウッドデッキやリビング階段へゆるやかにつながるよう設計されています。また、設計士からの提案で水回りとウォークインクローゼット、寝室を一直線で結びました。とくに洗濯から収納までがスムーズになり、家事ラクと時短を実感しているそうです。そのほか２階は子ども部屋のみにし、将来は平屋のような暮らしができる間取りも特徴です。
　お子さんたちは家じゅうを元気に走り回り、ご夫婦は料理好きのご主人とふたり並んでキッチンに立つ機会が増えたとか。現在はガーデニングやＤＩＹを楽しみながら、自分たちの手でより家族に合う暮らしをクラフトして満喫しています。