全国各地に転勤があるご主人が、どこにいても戻って来られる家が欲しいと家づくりを計画。一級建築士の資格を持つご主人のこだわりを詰め込んだ間取りが素案になっており、“子どもが楽しめる家”をテーマとした。中庭が欲しい、風通しと日当たりは必須などの大きなことから、カウンターの高さ、一つひとつの照明まで、こだわったところは数知れず。計画から竣工まで4年を費やし完成した家に、妥協した点はまったくないと話す。とくに奥さまが絶対に叶えたかったのが、「どこでなにをしていても子どもたちの姿が見られ、子どもにも安心して遊んでもらうこと」。すべての家事を外に出ることなく室内でまかなえる動線に奥さまは大満足だという。また、テーマである“子どもが楽しめる家”を追求し、リビングのそばにはキッズルームを設けた。「秘密基地みたいで、そのなかで本を読むのが楽しい」とお子さんも大満足の様子だ。
　外からの視線を遮る構造になっていることもあって、お家時間がとにかく楽しくて、帰りたくなる住まいを実現したご夫婦。結果、子どもだけでなく大人も楽しめる家ができ上がったようだ。