雑誌で実例を見て、気になっていたコラボハウス。実際に見学会へ行くと、スタッフの対応もよく、悩まず施工を依頼。設計士と直接打ち合わせをすることができるので、自分たちの意向がすぐに伝わり、進行がとてもスムーズだった。ご夫婦の理想は、かわいいというより、落ち着いた雰囲気の家。もともと持っているアンティーク調のインテリアにもなじむ、シンプルな空間を望んだ。そこで完成したのが、モノトーンな家。白壁と無垢の床をベースに、サッシを黒にしたり、タイルをシックな色合いにした。縁側風にしたウッドデッキの奥には中庭があったり、洗面所から坪庭が見えたり、ところどころグリーンをのぞかせる工夫をしているので、シックななかにもナチュラルな温かさを感じることができる。ひとりでこもって家事をするのではなく、オープンにしたかったため、キッチンは家の真ん中に。ＬＤＫのカタチをL字型にすることで、キッチンから全体を見渡せるようにした。仕事や音楽を楽しめるご主人の書斎、お気に入りの雑誌や小物をディスプレイできるママスペースなど、趣味空間を設けたのもポイント。大人も子どもも、個々の時間を大切にしながらつながれる、理想の家となった。