田園が多く残る地域の中で、ひと際目を引く真っ白な家。三角屋根とプレーンな輪郭が北欧インテリアのオブジェのようです。住宅が密集しておらず周囲が田んぼというのどかな環境は、ご夫婦の希望通り。たくさんの土地を見て回りましたが、予算や面積だけでなく、家が建ったあとのことまで考えた設計士のアドバイスもこの場所の決め手になったそうです。
　玄関を入ると、スッキリとしたシンプルな空間が広がります。土間収納にはご夫婦共通の趣味である自転車を収納しているほか、キャンプ用品などのアウトドアグッズもずらり。壁に造作された有孔ボードには鍵や自転車のヘルメット、掃除道具など頻繁に使うものがひと目で分かるように掛けられています。
　玄関に入ってすぐの場所に洗面所を配置。帰宅したら手洗いができ、家族が横並びで準備できる広さがあります。来客も使用するので、造作のオシャレなデザインに。リビングからモルタルデッキに出ると、青々とした芝生の中に小さな山が。この築山も設計士の提案。「相談しやすい設計士さんのおかげで思い通りの家になりました」とご夫婦。「いい遊び場になる」との提案通り、今日も子どもが駆け上がって遊んでいます。