実家を建て替えることにしたご夫婦は、ＳＮＳで見つけたコラボハウスを訪問。担当設計士の人柄と最初の間取りプランを気に入り、家づくりをスタートしました。
　もともと建っていた実家は、隣家との間隔が狭くいつも薄暗い室内だったそうです。「今は明るくて昼間は照明いらず」と話すその理由は、吹き抜けリビング上部にある大きなはめ込み窓。南側に設けられた庭のおかげで吹き抜け窓からもリビング窓からも明るい光が差し込みます。夏場は仕事前にブラインドを下ろすだけで快適だとか。
　玄関からリビングへ続くドアには造作のガラスを用いた引き戸を採用。視線の抜けを作ったことで広く感じ、「千」のブラケットライトを合わせてオシャレさも抜群な空間になりました。アーチの垂れ壁やキッチンのタイル壁、さりげなく置かれたスツールなどインテリアが好きだというご夫婦のセンスにあふれています。２階に設けた天井高の低い屋根裏収納は、ひな人形や衣類などかさばるものを置けて便利。冷蔵庫の置けるパントリーや水回りの配置など限られた建坪を有効に使い、インテリアにもこだわった素敵な家が完成しました。