以前から住まいに関するテレビ番組や本はもちろん、インテリア雑誌なども熟読していたというご主人。かねてから「家を建てるなら建築家に設計を頼んで建てよう」と考えていたのだとか。実際に家を建てると決めてからは、土地探しにも時間をかけ、日当たりの良い約50坪の土地を条件に一軒一軒不動産屋をめぐり、偶然にも以前住んでいたマンションからほど近い現在の場所を見つけた。また、HASが主催する建築家との無料相談会に参加。そのうちのひとりの建築家に設計をお願いすることになった。その後も担当の建築家が設計したオープンハウス見学など精力的に見て、家づくりのイメージを作っていった。また、建築家に自身のブログを見せてライフスタイルを理解してもらったり、雑誌の切り抜きなどを見せて理想の住まいについて具体的にアプローチを行なった。「ああしたい、こうしたいとは思うものの、思い描くイメージをうまく建築家に伝えることの難しさを痛感しました」。そうして建築家から提案したプランのなかから希望のプランを選んだあとは、そのプランが立体で理解できるイメージ模型をもとに、生活の動線や収納のアイデア、インテリアにいたるまで細かい打ち合わせを重ねながら、理想の家づくりにむけて進んでいった。
　建て始めてから半年。白い外壁がひときわ印象的なキュービックハウスが完成。「建築家に家づくりを依頼するのは、大変なことのように思えますが、HASさんのように建築家との橋渡しを行なってくれるシステムを使えばすんなり入れるものです。時間がかかってでも、こだわりの家づくりをしたい人にはおすすめです」と、建築家と一緒につくり上げた住まいにS夫妻は今大いに満足している。