ご主人の祖父の自宅があった土地を譲り受けたのをきっかけに、マイホームづくりを真剣に考えるようになったご夫婦。考え始めると気になるのは他所の家。スマホを片手に近所の家を見て歩くと1軒気になる外観の家があり、これがアクティブ・アートとの初めての出会いだったそう。複数の工務店の完成見学会などにも積極的に参加していたが、そこでもたまたま行った完成見学会の会場の前の家がアクティブ・アートの家。自分たちの好みにぴったりだと再確認することになり依頼した。
　家の顔となる外観にもっともこだわりを持ったというご主人。やさしい色合いの外観は、何度となく素材やパターンを提案してもらい、ときが経っても飽きのこない落ちついた雰囲気に仕上げた。奥さまのこだわりは機能性。忙しい朝に家を走り回ることなく1ヵ所ですべての準備が整い、家事を効率的に済ませるステキ動線。それぞれのこだわりを盛り込んだ間取りは、ほぼ設計士の提案通りに採用。考えもつかなかった定番だと思われることを大胆に変更した間取りがしっくりときたので、変更するところはほぼなかったという。唯一大変だったのは、新居に持ち込む家具の寸法や雑貨類のサイズにいたるまで細かく書き出すヒアリング。設計段階では「どうしてこんなことまで聞かれるんだろう。嫌になりそう…」と思ったこともあると奥さま。しかしでき上がってみると、すべての持ち物があるべきところにきちんと収まる。欲しいところに欲しいものがある。広くなったはずなのに以前よりも家事に対する時間が短縮されたなどいいことづくめ。入居後の暮らしを想像しながら作られた家は、感動を覚えるほどのマイホームに仕上がった。