ゆったりとした敷地に、堂々と建つI邸。一見すると、住居というより店舗のように洗練された雰囲気が漂う。これは、素材はもちろん一つひとつ細部まで、約2年をかけて打ち合わせしたI主人のこだわりが凝縮された集大成でもある。「とにかく素材にこだわりましたね。これは見えないところも含めてです。その素材への想いが共通したのか、即決でワンズスタイルさんに決めました」とI夫人はいう。1年ほどかけて10社ほど施工会社を見て回ったI夫妻。そんなとき、ネットで出会ったのがワンズスタイル。「まずは資料請求して打ち合わせに行ったのですが、話す間に“見かけだけの自然素材”ではなく、自分が求めていたものだと感じたようです」。無垢材、珪藻土など見える部分の自然素材はもちろん、石膏ボード、グラスウール、サイディングなどを使わず、無添加素材で家づくりを行っているところに共感したそう。土地はもともとあったので、出会ってからすぐに家づくりの打ち合わせを始めた。
　平屋のプランは、土地とのバランスを考えてワンズスタイルが提案。「最初は頭になかったので、ここでもすごく時間がかかりましたね。結局は、老後の住みやすさを考えて平屋にしました」とI夫人。平屋に決まってからも、ふたりの希望を交えながら素材、動線まで本当に細かく打ち合わせを重ねた。「まさに完璧です。予算がいくらでもあったら別ですが、限られた予算のなかでいろいろなアイディアを出していただいて、ワンズスタイルさんには本当に苦労をかけたと思います」。結果、柱や梁の構造材はもとより、下地に使う材木や床、天井に使っている杉材など１００％愛媛県産材のみを使用。本物の自然素材あふれる住まいが現実のものになった。