祖父母の代に建てられた築70年の住宅に、ご夫婦の住まいを増築して40年。長年に渡り暮らし続けてきましたが、老朽化や間取りの使いにくさ、耐震性など多くの不安があったといいます。知人から自由設計で家づくりを行っているコンフォート１級建築設計事務所を紹介され、完成見学会へ。話しやすい雰囲気や積極的な提案が好印象だったそうです。
　昔ながらの住宅は、間仕切りが多く、住みづらい間取り。室内の暗さも気になっていたので、広さや明るさを取り入れるプランで家づくりが進行しました。祖父母が生活していた母屋は天井を抜き、明るく開放的な客間に様変わり。立派な梁が70年ぶりに現れ、重厚感のある空間に。一方、以前のご夫婦の住まいは、保護猫活動のため過ごしやすさを重視し、住み分けができる間取りがポイントとなりました。「古い家なので解体してみなければ分からない状態でしたが、大工さんと話しながら進められてとてもよかったです」と奥さま。約１年、じっくりと年月をかけて生まれ変わった新しい住まいで、昔ながらのしつらえも愛おしみながら快適に暮らしています。