祖父母の家を住み継いでいたご家族は、「いつか新築のマイホームで暮らしたい」という思いを抱いていました。お子さんから目を離せない時期を乗り越えた頃、建て替えを真剣に考えるようになり、計画をスタート。展示場をまわり、イメージを膨らませていきました。依頼先の建築工房たかとりは、元々知り合いだったそうですが、家づくりの相談をしているうちに意気投合。夢を叶えるためのパートナーシップを結びました。
　「海外ドラマのワンシーンのような、吹き抜けが欲しかった」という奥さま。その言葉通り、ＬＤＫは開放感あふれる空間が広がっています。リビングには愛犬リリちゃんのための土間スペースを設けました。庭への出入り口も兼ねているので、お散歩もラクラクです。また、家族のコミュニケーションを大切にするため、リビング階段を採用。お子さんが思春期を迎えても、成長を見守れるようにしました。もうひとつの憧れであるアイランドキッチンは、まるでショールームのような美しさに。「キッチンの上に物を置かなくていいようにしてもらいました」と奥さま。背面のパントリーや引き出しには、家電や食器などすべてのアイテムの配置が明確にされていて、キレイを維持できます。加えて、１階と２階との住み分けも注目ポイント。パブリックとプライベートをはっきりさせるため、お風呂を２階に配し、個人のクローゼットを設けています。おかげで、衣類が１階に散らばることはありません。
　憧れを見事に形にしたこちらの住まい。暮らしやすさと美しさ、家族への愛情が映し出されています。ご家族は、この家を舞台に、これからもずっと明るく元気に過ごしていくことでしょう。