お子さんの誕生をきっかけに、ともに生まれ育った環境で子育てを存分に楽しみたいとマイホームを意識するようになったご夫婦。家づくりをするなら、以前から親交があったいぶき建築にお願いしようと決めていたそう。「妥協せず、細かい部分までこだわり抜く姿勢や一つひとつじっくり向き合う丁寧さに感動しました。おかげで心地よい空間が完成しました」と奥さま。
　コンセプトは、「10年、20年経過しても飽きがこない家づくり」。ＬＤＫは白を基調としながら、床は木目の美しいオーク材、素材や質感を変えたグレーでコーディネートされ、温かみと安らぎを感じられる空間が広がります。生活感を感じさせないデザインながら、子育てがしやすく、家事の時短につながる工夫が随所に散りばめられています。とくに、カウンターキッチンからすべてが見渡せるレイアウトが特徴的で、食事を楽しんだり、リビングでくつろいだり、リビングの一角にある小上がり和室で遊ぶお子さんの様子を眺めたり、常に家族の気配を感じながら作業ができます。水回りはコンパクトにまとめられ、洗濯に関するすべての作業が１ヵ所で完結する脱衣室には、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を取り入れました。家事の時間を大幅に短縮することができます。
　また、日中の慌ただしさから解放され、帰宅したら落ち着いて過ごせる“夜の空間づくり”も重視したといいます。照明計画や塗り壁の表情など、細部に渡るこだわりが表現されています。子育てが忙しい時期でも大人も子どもも心豊かに過ごせる、そんな心地よさを体現した住まい。「好きなものだけに囲まれ、毎日幸せな気分で過ごしています」。