「長年温めてきた家づくりの夢を、余すところなく実現したい」と願っていたご夫婦にとって、シムデザインとの出会いは必然で、運命とも言えるもの。デザインを生業とする奥さまは、住まいのレイアウトやデザインをある程度は自身で決めたいと考えており、建築会社には自分のアイデアをさらにブラッシュアップしてくれることを望んでいたのです。また、お父さまが家具職人だそうで、奥さまがデザインした造作家具を取り入れたいという要望も。フレキシブルな対応とよりよいものを追求する志の高さという点で、シムデザインはご夫婦の希望にピッタリな会社でした。
　新居があるのは、もとはご主人の祖母から譲り受けた家があった場所。数年を過ごし、土地の課題も把握していたため、自然光を最大限に取り入れる間取りを奥さまが考案。ＬＤＫの南側には可能な限り窓を配し、リビング階段はスケルトンにしました。「子どもたちにはいろいろなものを見て触れて、素材の違いやよさを感じながら育って欲しい」との思いから、壁には珪藻土、床材にタイル、奥さまのワークスペースに木というように、室内はさまざまな素材で構成されています。家づくりを進めるなかで細かな仕様変更にも丁寧に応え、“しっかりと悩む時間”を与えてくれたシムデザインには感謝しかない、とご夫婦は口をそろえます。
　完成した家は、あえて仕切りの少ない造りにしたことから、家族が一緒に過ごしているのを強く感じるのだそう。今だけでなく、お子さんたちが成長してご夫婦が歳を重ねても長く愛することができ、歩みゆく未来を想像できる。そんな家を造り上げ、笑顔の日々を過ごしています。