Ｋさんが条件に合った土地と出会えたのは、家づくりを考え始めて１年が経ったころのことでした。「平屋を考えていたので、ある程度の広さは必要でしたし、隣接する住宅との距離感を考えると、土地は南側に道路があって角地であることが理想でした」。巡り合った土地は南北に長い形状で、理想の空間を実現できるか不安があったそうですが、旺建の担当者の力強い言葉に心を決めたそう。実際にＫ邸に入ると、理にかなった「間」の取り方になるほどと感心させられます。南北に長い土地形状を逆手に取り、中庭を作ることで、室内に十分な光と風を呼び込んでいます。また、中庭はダイニングやリビングの延長として活用でき、暮らしに幅をもたらしました。「夏はバーベキューをしたんですよ。それに子どもたちを外で遊ばせるのは危険ですが、ここなら目が届きますし安心です」と奥さま。プライベート空間とも言える中庭は、視覚的な開放感だけでなく、使い勝手も抜群です。
　Ｋ邸はそのほかにも廊下を利用した収納や回遊できる動線など、暮らしから導き出された間の取り方が絶妙。「家づくりに当たって理想の暮らしについては話しましたが、予算のことは言いませんでした」とご主人。優先したのは、旺建の持つ技術やノウハウをすべて提案してもらうこと。そのなかで自分たちの暮らしに必要なものを取捨択一していったのだとか。「外観のイメージはもちろん、動線に配慮した間取りや中庭とのつながり、間接照明を使ったライティング演出など、トータルでコーディネートしてもらいました。やっぱりプロにおまかせして正解でした」。旺建のデザイン力はかっこよさだけでなく、使いやすさや暮らしやすさにもつながっており、まさに機能美を備えた住空間。シンプルで上質な暮らしがここにあります。