暖色を基調とした、南欧スタイルのＨ邸。南向きの敷地は明るく開放的で、レンガの門柱や飾り窓のある外観は、まるでおとぎ話に出てくるようなかわいらしい雰囲気です。施主のご夫妻は結婚して１年。ふたりで訪れたディズニーランドやディズニーシーのキャラクターたちと一緒に、にこやかな笑顔で迎えてくれました。
　「そんなに急いで建てるつもりはなかったんですけど、展示場を見に行ったとき、これだと思ったんです」とご夫妻。中２階に和室のあるユニークな間取りと、１階の収納スペース。そして１番の決め手は「営業マンの人柄」だったそうです。
　担当になった営業マンは入社４年目。「話しやすくていろんな提案をしてくれたこともよかった。自分の癒しでもある好きなものに囲まれて、家じゅうすべてがお気に入りです！」と奥さま。玄関をはじめリビングや階段の壁などに作ったニッチには、約１００体ものコレクションたちが、大切そうに飾られていました。
　１階は広々としたＬＤＫと水まわり。リビングは折り上げ天井、奥のキッチンは折り下げ天井と高さに変化を持たせたことで、空間に華やぎが生まれました。キッチンツールやカーテン、トイレまで、すべてディズニーのもので統一。「家で過ごす時間が長くなった気がします」とご主人。その言葉が、新居の居心地のよさを物語っているようです。
　中２階の和室は少し趣を変えて、独立性を持たせています。格子に円形を描いた障子は、特別にしつらえたもの。客間や寝室として心穏やかに過ごせる場所を、住まいの真ん中に。洋と和が調和しながら、意外性も感じられる。奥さまは「そこにグッときたんです！」と楽しそうに話してくださいました。