「住み心地がよくて、訪れた人にサプライズを与える家に…」という奥さまのひと言が、まさに言い得て妙。大胆な仕掛けを施しながらも、住み手の生活に寄り添う心地よさを持ったＯ邸は、新鮮な驚きを与えてくれるお宅でした。
　まず、玄関を入ると広いエントランスホール。正面はリビングに続くドア、左右には各３畳ずつのシュークロークと納戸。驚くのはその奥の開口部。飛石を敷いたモダンな和室へのアプローチが目に飛び込んできました。予想もしない和の演出に、一瞬にして心が奪われ、癒されます。
　一方、リビングとダイニングキッチンは奥さまが「今の気分」というフレンチシック仕立て。さり気なく飾られたアンティークが素敵です。「今後、趣味が変わっても柔軟に対応できるように、建物はシンプルに作りました」と、話す奥さま。さすがインテリア好きとあって、納得の洗練されたセンスです。
　そんな目の肥えた建主がパートナーとして選んだのはエヌケー建設。お互いが同じ感覚を共有できるまで、何度も図面を引いてたくさんのプランが検討されたそう。その真摯な姿勢に「要望を聞いて、そのままに作るのではなく、ちゃんと設計側の意見やアイデアなど＋αなものを出してもらえました」と、満足の様子。ゼロから作るフルオーダー住宅なのに設計料は無料というエヌケー建設ならではの真価が発揮され、こだわりの住まいが完成しました。
　そして、今、奥さまのお腹には９ヵ月目になる赤ちゃんが。お母さんのお腹のなかのように温かく包容力のある住まい。お子さんが生まれてどんな成長をし、どんな驚きを与えてくれるのか楽しみです。