光がさんさんと差し込むＬＤＫは、まるでカフェのよう。温かみのある皮革のソファと対面するのは宙に浮いたようなデザインのテレビボード。木とスチールの異素材ミックスが絶妙なスケルトン階段、木肌の温かみをベースに、フランスの香り漂うキッチンスペースと、どれも実用的な設備ながら、見とれてしまうほど絵になります。
　「インテリアや雑貨が大好きで、造作の家具は雑誌やネットで見てもらってイメージに近付くよう依頼。照明は全部自分で選んだものなんです」と奥さま。願いを形にしてくれたのはエヌケー建設です。気さくに話しながら、思い描くテイストを汲み取ってくれる設計士さんがいたことで「ここと家づくりをしたい」と感じたそうです。
　こだわったのはオリジナルのキッチン。木の扉に透明ガラスの取っ手が付いた棚をベースに、シンクと蛇口はコーラー、食洗器はミーレ、調理台周りの壁には名古屋モザイクのタイル。さらにはビーズのプチシャンデリアで手元を照らし…と、女性なら誰もが憧れるキッチンを手に入れました。さらに、奥には壁をアーチ型にくり抜いたパントリーも。ミントグリーンの壁紙を背景に白い籐籠を並べた、うっとりする空間です。そしてご主人のお気に入りは趣味部屋。ここでお酒を飲みながら映画を見るのが、リラックスできるひとときです。
　デザイン性ばかりではなく、断熱性・気密性にすぐれた外張り断熱の採用、和室を除く１階全体の床暖房など、目に見えないけれど、快適な暮らしを支える機能も充実させました。
　家の中をのびのび走り、庭で遊びと、引っ越して来た日から娘さんたちもこの家を楽しんでいるそう。みんながお気に入りの場所で、自分らしい時間を過ごすＯさん家族でした。