豊かな自然に囲まれた土田邸は、まずその外観に目を奪われます。コテ跡を残した白い塗り壁と、左右少しだけ高さを変えた掛け違いの屋根。兜を思わせるような堂々たる風格は、まさに「白亜の邸宅」。家族が思い描いた理想を形にするため何度もプランを練り直し、ようやく完成した「作品」でもあります。
　丸窓が印象的な玄関ホールは、まるで画廊のような雰囲気。家族用の玄関は別に設けて来客専用にしたことで、いつもスッキリと保たれています。最高級の桜床材が心地いいＬＤＫは25帖。７寸ヒノキの柱を中心にあらわしの梁が見える空間は、開放感いっぱい。自然光がやわらかく差し込んできます。
　間取りはリビングを挟んで東側がお風呂や洗面所などの水まわり。子ども部屋や寝室は西側にまとめて配置し、平屋ならではの使いやすさを実現しました。奥さまお気に入りのキッチンはカウンターのモザイクタイルがアクセント。横並びにダイニングを置いて使いやすさも抜群です。子ども部屋や寝室の傾斜天井や広々としたテラス、ウッドデッキは住空間に広がりをプラスしています。
　航太朗くん５歳、めぐちゃん３歳、湊太くん１歳の３人の子どもたちが成長した時のことを考えて、トイレは２つ、洗濯機も２台分のスペースを確保。その隣に家族の衣類をまとめて収納できるクローゼットを作りました。「駐車場から家族用玄関、洗面とつながった動線は、とても便利ですね」と奥さま。「あらゆる要望に応えてくれたビルドさんに感謝！」とご主人。夕刻、船舶ライトとスポットでほのかに照らされた土田邸には、格別の美しさがありました。