転勤を繰り返してきたＭさんが、ご主人のふるさとである香川に住まいを構えようと考えたのは、子どもたちにふるさとを作ってあげたいという想いから。子どもたちはすでに地元の小学校にも慣れ、友だちを連れてくることもあるそう。自分の部屋ができると友だちを招待したくなる気持ちもわかりますね。
　Ｍさんは、土地探しから家づくりまで一貫して任せられる信頼できる工務店として大建住宅を選びました。月に１度は香川へ来て、社長と打合せを行ったのだとか。「限られた時間でしたが、社長の的確な提案のおかげで家づくりがスムーズでした」。
　新しい家に求めたのは、適材適所の収納と、スムーズな生活動線、自然の光や風が入る空間という３つの柱でした。これまで住んでいた社宅にあった倉庫は、ただしまうだけの不便なもの。そこで使いたいときにすぐ出せる機能的な収納を依頼しました。キッチンの背面収納をはじめ、テレビボードやダイニング脇の収納カウンターなどインテリアとマッチした造作の家具が取り付けられています。また、リビングの吹き抜けからは、１階フロアはもちろん２階の階段付近にまで光が差し込みます。Ｍ邸の周囲にはすでに民家が建っており、その環境を踏まえたうえでの設計が必要でした。周囲の家の高さや窓の位置、時間帯による光の角度や風の向きなどにも考慮しているのです。「制約がある中での設計となりましたが、聞いたときはなるほどと思いましたね」とご主人も大建住宅の家づくりに感心した様子。さらに生活動線にも配慮され、とくに玄関からキッチンへつながるパントリー兼通路は、来客時のプライバシーの確保にも役立っています。機能的で、心地いい住まい。住み続けるほどに愛情が増す、唯一無二のふるさとです。