築40年以上が経過し傷んできた家を買い換えるかリフォームするかで迷い、モデルハウスや建売住宅などを見学してきたご夫婦。しかし建売住宅は若い世帯向けの間取りの家ばかりで定年を迎えたふたりには使いにくく、希望する内容でリフォームをすると新築と同じくらいの予算が必要と判明し、思い切って新築にすることを決意した。家を建てるにあたっての希望は、冬でも暖かく、地震が起こっても壊れない、自然素材を使ったゆったり暮らせる平屋の家だった。今まで住んでいた家の不満や悩みを担当者に相談し、自分たちの建てたい家と日常の生活パターンを伝え、大部分はお任せでプラン作成をお願いしたそう。リビングを中心に各部屋へアクセスしやすい動線、造作によるスッキリとした収納、素材のよさを生かしつつ細部までこだわったシンプルで上質な意匠など、でき上がってきたプランはご夫婦の暮らし方と好みにピッタリ一致。どこにいても同じ気温、湿度の全館空調はヒートショックの心配もなく安心で耐震基準をクリアし、断熱効果の高いセルロースファイバーと樹脂サッシや太陽光発電なども取り入れた、理想的で安心・安全・健康志向のゼロエネルギー住宅が完成した。