Ｓさん家族が以前住んでいたアパートは、収納が極端に少なく片付けがしにくかったそうです。「隙間を見つけてはモノをしまう『収納のオニ』になってました（笑）」と奥さま。友人が家を建てたと聞いて、「私も収納たっぷりの家に住みたい。汚れにくくて、家事動線に無駄もなくて、くつろげて…」と夢が膨らみ、まだ20代ということもあり家はゆっくりでいいと考えていたご主人を、２ヵ月かけて口説き落としました。奥さまの意見をしっかり取り入れたＳ邸は、確かに家事がしやすそうです。
　３歳と２歳のわんぱくなふたりの男の子と、泥のついた作業服で帰って来ることも多いというご主人。男子たちが外でもらってくる汚れは、玄関→シューズインクローク→脱衣所が一直線に続く間取りで、リビングには持ち込みません。洗ったものはリビング横の和室から外に干せるようになっていて、乾いたら畳の上に取り込んでたたみ、子どもたちの衣服は和室の押し入れに、夫婦の衣服は和室横にあるウォークインクローゼットにすぐにしまえます。「２階はくつろいで寝る場所。家事も収納も１階にまとめて、思いどおりの住み心地になりました」と奥さま。
　冒頭の友人が建てたアイムの家を紹介してもらい、熱心な担当者と話すうち「間違いない。ここで建てよう」と思ったそう。「間取りについてもあれこれ迷いましたが、その度ちゃんと図面を描き直してくれたから、暮らしやすい家にできたんです」と、家づくりのパートナーにも満足しています。
　一方、ご主人の願いは２つ。お酒好きなので、キッチンに対面するバーカウンターを設けたい。体を鍛えたいので懸垂のできるバーを家のどこかに取り付けたい。もちろん、この願いも、ちゃんと叶えてくれました。