開け放したリビングの外に広がるのは、春の光とたわむれるように輝く雑木林。心地いい風が頬をかすめるたびに心が満たされていくのを感じます。ご夫妻が家づくりでリクエストしたものの一つが「自然とのつながり」でした。
　「大切にしたのは環境と調和したライフスタイル。イノセンスさんが提案してくれた“光と風と緑を取り込む家”は、自然の営みを身近に感じることができる住まい。ＬＤＫから外へつながるデッキはもう一つのリビングとして、家族のお気に入りの場所になっています」。
　思わず深呼吸したくなる心地よさは室内も同様。高知県産の杉を使った床や柱、オール漆喰の壁、セルロースファイバーの断熱材など、健康に悪影響を与える材料がない空間には、やわらかくやさしい空気が満ちています。「肌触りや香りなど天然素材の心地よさを日々実感しています。体にいい住まいは一年中快適に過ごすことができますよ」。
　安心感や心地よさとともに、建築士が手がける家ならではの合理的な動線やシンプルなデザインにも満足しているというご夫妻。自然のエネルギーに満ちた住まいは、癒しとパワーを与える充電の場として、家族の日々に寄り添います。