玄関を入ると、爽やかな木の香りに包まれました。フロア全体が見通せる広々としたＬＤＫを、たっぷりの日射しが照らしています。
　“中庭のある和モダンの家”が希望だったご夫婦。イノセンス建築設計事務所のＳＮＳで見つけた家が、まさにイメージ通りだったと言います。訪問後も、最初に出されたプランを気に入り、あとはほぼお任せだったそう。「出来上がってびっくり、期待以上でしたね」と奥さまは笑います。とくにお気に入りなのは、リビングの一部のように使える中庭。段差のないウッドデッキには、キッチン側からもリビング側からもアクセスが可能で、高さ２．４ｍの大開口は開放感たっぷり。ウッドデッキで遊ぶお子さんを、キッチンで作業しながら見守ることができます。杉の格子が適度に視線を遮るので、プライバシーも守られ、落ち着いて過ごせる和の空間です。
　また、水回りがひとつながりになった回遊動線も魅力の一つ。ファミリークローゼットから脱衣室、浴室までが一直線で、家事の負担を軽減します。さらにシューズクローク、パントリー、階段下など収納も豊富。収納家具を置かずに済むので、室内を広々と使えるのも住みやすさのポイントです。
　リビングの畳スペースや、両脇にガラス壁を入れて適度な開放感があるＬＤＫのドアなど、細かなアイテムにもセンスが光るこの家。「１階のどこにいても目が届くので、子育てに不便のない家ですね」と、奥さまは満足そうに教えてくれました。フラットにつながったフロアは、小さなお子さんにも、ゆくゆくは老後の暮らしでも使いやすい造り。将来まで見据えた、家族そろって元気で長く住み続けられる家です。