「子ども時代は家で過ごす時間が長いから、私も子どもたちも愛着を持てる家がいいなと思って」と話してくれたお母さん。
　吹き抜けのあるＬＤＫは明るく広々。“子どもたちが帰りたいと思える場所でありたい”。そんな想いから、お子さんが自室にこもるのではなく、みんなが同じ空間で過ごせるようにと、ＬＤＫを中心とした間取りが作られました。一方で、プライベートも尊重した個室の取り方も特徴的。子ども部屋と寝室に距離を作り、さらに階段も2つ。それぞれの動線を分けているのです。お子さんが成長したときのことを考え、あえて距離を作ったのだとか。「設計に遊び心があるのも決め手のひとつでした」というだけに、リビングにボルダリングスペースを作るなど、楽しい工夫が満載です。
　また、仕事で忙しいお母さんのために、水回りを近くに配置し、洗濯の作業エリアもコンパクトにまとめました。「洗濯物を洗って干してしまうまで、数歩で済むのでラクですね」。家事の負担を減らし、家族時間にゆとりが生まれます。
　忙しい毎日でも、お子さんとの時間を大切に過ごせるよう建てられた住まい。親子の楽しい思い出が刻まれるたび、愛着が増していきます。