親戚や友だちがふらりと家に遊びに来て、一緒にご飯を食べる環境で育ったというご主人。孫のみなとくんの誕生をきっかけに“みんなが気軽に集まれる場所”を自ら作ることを決意したといいます。
　ご夫婦の希望は、人をたくさん呼べる家にすること、そして趣味である車やバイクを収納できるガレージを作ること。そこで設計士の亀野さんが提案したのは、ビルトインガレージの家でした。「最初、ガレージと居住スペースは別々で考えていたんですが、提案してくれた図面を見て、これしかないと思いました」とご主人。また、ガレージ上の空間を活用して小屋裏収納を作ったのもグッドアイデア。床断熱が入っているので、少し暖房をつければ寒さも気になりません。今は奥さまが趣味の籐（とう）作品づくりに使っているそうですが、今後は友だちが遊びに来た際に談笑する場としても活用するそう。秘密基地のような雰囲気で、会話が弾みそうです。
　ほかにも、奥さまが「ストレスゼロ！」と絶賛する広いＬＤＫや、子どもが走り回れる回遊性の高い動線など、人が集まることを意識した工夫が詰まったT邸。家族や仲間とのかけがえのない思い出が、この場所でたくさん生まれそうです。