資材価格の高騰や金利の上昇を考慮し、今のタイミングでマイホームを持つことを決めたというＯさん。課題は、30坪の敷地に４ＬＤＫを確保することでした。この部屋数は、ゲストを家に招くのが好きなＯさんにとって、友人や両親に泊まってもらうために絶対に譲れないポイントでした。
　そこでマリモハウスは、インナーカーポートを作り、土地を有効活用。家事動線と生活動線を分離させて、部屋数を確保するだけではなく、水回りの使い勝手もいい間取りを実現させました。とくにバスルームの隣の身だしなみスペースは、ご夫婦のお気に入り。小学校に上がる前のお子さんがひとりで着替えられるように訓練する場としても機能しており、教育的要素も担っています。「マリモハウスさんは、主婦目線の動線提案をしてくれたところが、すごくよかった。前に住んでいたアパートは、動線が悪くて家族が家事を手伝ってくれることも難しかったのですが、今は主人が積極的に手伝ってくれるようになりましたよ」と奥さまは笑います。
　Ｏさんのお宅で印象的だったのが、２階の子ども部屋。兄弟で遊べるプレイスペースを中心に、２つの部屋が設けられています。壁にはアニメのキャラクターたちがチョークで描かれ、大人が見てもワクワクしてしまうものに。「子どもがいつでもワクワクできるような部屋にしたかったんです。もしふたりが大人になって、黒板に飽きてしまったら、クロスに張り替えることもできますし」とご主人は話してくれました。お子さんが年頃になる頃には、プレイスペースの真ん中に壁を作ってセパレート。ご両親からお子さんへの愛情がたっぷり詰まった家が完成しました。