「２０２０年に改正省エネ基準の適合が義務化されるでしょう。家を作るなら、その基準に適合する家にしたかったんです」。Ｉさんの口から出たのは、建築の素人とは思えない専門用語。家づくりにあたって猛勉強されたご主人は、内断熱と外断熱の高気密高断熱の家を建てると決め、希望するレベルの家が建てられる工務店を探しました。「断熱性能が高い湿式外断熱のｃａｃｉｃｏウォールを採用している工務店で、土地探しにも協力していただけるエヌケー建設さんにお願いすることにしました」。
　エヌケー建設にパッシブデザインに詳しい設計士がいたのも決め手の一つ。設計は「ほぼおまかせ」だったそうです。Ｃ値０．１、ＵＡ値0．３３と、家の性能にも大満足。24時間熱交換システムで室内温度24℃をキープし、10月中旬まで室内では半袖でいられたほどだそう。「朝晩冷え込んできた時期でも、朝起きたときに寒くなくて。夕方にうっかり半袖のまま外に出ると寒かったですね」と笑って話す奥さま。「上の子がしもやけになりがちで、温度差でじんましんが出たりするんですけど、今年の冬は大丈夫でしょう」とのことで、家族の健康も家がしっかり守ってくれそうです。断熱壁は防音効果も高く、道路に面した住宅街でも騒音が気になりません。
　「エヌケー建設さんは設計変更もすぐ応じてくれたし、大工さんもていねいな仕事をしてくれました。アフターフォローも迅速です」と対応にも満足のご主人。実は２階の子ども部屋と和室の漆喰壁は、コスト削減のためにご家族で塗ったそう。「必要な道具はネットで購入しました。塗りムラもあったけど、子どもたちのいい思い出になったかな」と、ご家族そろってしっかり家づくりに参加した実感も持てたようです。