以前は賃貸アパートに暮らしていたＨさんご家族。子どもの成長に伴い、「もっと広い戸建てを」と家づくりを検討し始めました。奥さまが和住宅の社長と古くから知り合いだったこともあり、「頼むなら和住宅」と考えていたと言います。ご主人も構造見学会で「柱と筋交いに惚れた」と話し、好印象だった様子。壁にしてしまえば見えないところにも、太い柱、良質な木を使っており、仕事のていねいさを感じたのだとか。
　家づくりは基本的におまかせだったと語るＨさん。伝えたことは「収納を多めにとってほしい」ということと、「日本家屋で育ったので、和を感じられる住まいにしたい」ということくらい。コンセプトを伝えてあとは設計士の技量にゆだねることが結果的にいい家になるというＨさんご夫妻の想いは的中しました。動線、収納、通風、採光のほか、将来に渡って増設も可能な可変性にも配慮され、計算しつくされた住まいです。
　和住宅の社長は、ヒアリング後現場を訪れ、土地の形状や時間帯によって異なる風の向きを確認。生活動線を短く設計したり、適材適所の収納を作ることで、Ｈ邸のカタチはご家族の暮らしにフィットし、心地よさを味わえる空間となったのです。
　これまでは週末のたびにどこに行こうかと考えていたそうですが、マイホームができてからは、庭の畑で実った野菜を収穫したり、ＤＩＹでウッドデッキを作ったりと家にいる時間が多くなったそう。「今はウッドデッキを作っている最中ですが、庭木も植えたいですし、少しずつゆっくり愛情をかけて、手を加えていきたいと思っています。坂出のサグラダファミリアって言われるような、いつまでも成長しつづける家にしていきたいと思っています」と笑顔を見せてくれました。