「暮らしのイメージを伝えると、出てきたのがこのカタチ。ファーストプランでドンピシャだったのは驚きでした」と奥さま。案内してもらうと、動線に基づいてていねいに設計されているのが分かります。例えば、家族玄関から入ればパントリーへと繋がる動線があり、帰宅してそのまま荷物を置けるように。また、洗濯動線もスマートで、洗う、干す、しまうといった一連の動作を１ヵ所に集約しています。洗濯物をしまうファミリークローゼットの向こうには主寝室があり、服に着替える朝のことまで考え抜かれていました。
　さらに和室の取り方にも工夫が。来客時に生活圏を見せることなくおもてなしができるよう、畳コーナーを玄関脇に設計。リビングとも繋いで使用頻度の高い和空間にしています。仕切れば目隠しができ、開放すればリビングの延長として使えます。
　暮らしを踏まえた設計は快適そのもの。家づくりに大切なポイントを聞くと「見学会には積極的に参加して各社の強みを知るのは大切なことかも。同じ予算でもできることは変わってきますからね」とご主人。工務店の強みと叶えたい暮らしが共鳴しあうとき、自分たちらしい最高の住まいが完成するのですね。