WAGAIE (有)亀山工務店の実例･施工事例「築150年の古民家が「うまげに」なった、孫の遊び場、MAGOhouse（マゴハウス）。」

実例集

香川県築150年の古民家が「うまげに」なった、孫の遊び場、MAGOhouse（マゴハウス）。

　施主の耕造さんとツヤ子さんご夫妻は、築１５０年の古民家にふたり暮らし。県内外に住む息子さんや娘さんとお孫さんたちが遊びに来るのを、何より楽しみにされていました。「せっかく来るんやから、孫たちの遊び場を作りたい」。そんな相談が亀山社長のもとに寄せられました。
　現場を訪れてみると、何とも趣のある平屋建て住宅。「昔ながらのよさはそのままに、お孫さんも大人も楽しめる空間にしましょう！」と亀山社長。１５０年という歳月が醸し出す風情を大切にしながら、どこにもない「遊び場」を創る―。Ｓ邸のリフォーム工事が始まりました。
　まず取りかかったのは、物置になっていた６帖の応接間。壁と天井を撤去し、玄関ホールと廊下を合わせて、お孫さんたちが遊ぶのに十分な広さを確保しました。あらわしになった梁や柱は、状態により交換したり磨いたり。光沢のある塗料で仕上げ、より味わい深い雰囲気に生まれ変わりました。一番の難所は「丸もん」と呼ばれる丸太の扱い。天井や梁などに使われており、四角い木材に比べて扱える大工さんが少ないそうです。「亀山さんとこの大工さんは、丸もんや難しいことをやるんが上手やったなぁ」と耕造さん。竹と組み合わせたり、丸もんに丸もんを入れたり。昔懐かしい木造建築を再現しました。
　広々とした空間には、棟梁や施主が一緒になって手づくりしたブランコや滑り台を設置。お孫さんはもちろん、近所の子どもたちも遊びに来るそうです。そんな様子を傍らで見守るツヤ子さん。「お盆やお正月は大盛況。ようしてくれた」とにっこり。「うまげになったわ」と耕造さん。玄関や水まわり、ちょっとした段差なども併せてリフォームし、暮らしやすさも大満足だそうです。