タイルのグラデーションが美しい外観。それを囲うように外構もコーディネイト。コンクリートの打ちっぱなしの塀には、木々が細い影を落としています。アプローチには大谷石を使用。無機質なコンクリートとやさしい石のコンビネーションがモダンな印象を与えています。
　玄関のドアを開けると広々とした玄関が客人をやさしく招き入れてくれます。脇の小さな窓からは内庭がちらりとのぞき、視線が屋外へと抜ける仕掛け。広い空間にさらなる開放感を与えています。ＬＤＫは内庭と対峙して、心地いい風が行き交います。
　家づくりにあたってＹさんが求めたのは、明るくて、風の流れる間取り、バリアフリーであること、人が集まる快適な空間、内庭があること…といった大枠。それらを緻密に計算し、土地条件や住み手のライフスタイルに合うように設計したのが金丸工務店です。Ｙ邸は建物だけでなく外構や庭回りも一緒に設計しているため、内と外のバランスがとれているのも特徴。細かいところまで調整できるのはトータルプランニングの強みです。「金丸工務店のことは、木をふんだんに使った家を得意とするいい工務店と紹介されましたが、間違いありませんでした」とＹさん。子どもの頃から夢だったマイホームを実現し、両親の喜ぶ顔が見られるのもしあわせと語ってくれました。「これまで住んでいた家は段差も多く、母が部屋を行き来するにも一苦労でしたが、この家に住むようになって、元気になってくれました。しかも、介助する側の父もサポートがラクになったようで、家族みんなの笑顔が戻ってきました」と。家を建てたからこそ知ることができた感動や家族の喜び。いい家はおのずとしあわせを運んでくるようです。