実はご主人はマンション派。一軒家を建てる計画はありませんでした。しかし家族５人でのマンション生活は窮屈で、「娘が、幼稚園で作った制作物を棚と棚の間に隠して保管しているのを見つけて、せつなくなってしまって…。それで、家を建てることにしたんです。それぞれのスペースをしっかり設けてあげたいと思いました」と奥さまは話します。
　せっかく家を建てるからには、何十年先を見据えてとことんこだわりたい。そんな想いを胸に12～13社を訪問し、最終的に選んだのが石田工務店でした。「細かいリクエストをたくさん出したのですが、それにすべて応えてくれたのは石田さんだけでした。工事が始まってからも、現場に何度も入らせてくれたり、週に何度も社長が現場の写真を送ってきてくれたりと、こちらの不安がないように考慮してくださって。すごく信頼できました」とご主人は振り返ります。
　家のどこにいても聞こえる、三姉妹の楽しそうな笑い声。Ｋ邸の間取りはご夫婦の深い愛情と密接にリンクしています。たとえば子ども部屋への動線は、あえてリビングを通らずに各部屋へ入れるように。「娘たちが思春期を迎えたとき、リビングを通らないと部屋に行けないのはデメリットだと思って。私は家で飲み会を開くのが好きなのですが、客人と鉢合わせするのも嫌でしょう？ 適度な距離感をとってあげたいと思いました」とご主人。ほかにも、和室やキッチン、靴がたくさん収納できる玄関など、三姉妹の将来を軸にして作られたポイントがたくさんあります。キラキラと輝く芝生の上で、楽しそうにはしゃぐ３人を目を細めながら見守るご夫婦。この家にあふれる、娘さんたちへの愛情をひしひしと感じ、胸が熱くなりました。