家づくりにおいて奥さまが希望したのは、朝の準備がスムーズにできるスマートな家事動線。水回りを集約し、キッチンからの動線が最短かつ直線になるよう設計したことで、格段と家事時間が短縮したそう。また、これから先も長く快適に過ごせるようにと主寝室を１階に設計し、基本の暮らしをワンフロアに集約。家事効率や将来の生活まで熟慮した空間は、使い続けるほどによさを実感できることでしょう。
　家全体の設計において大切にしたのは、家族のコミュニケーション。ＬＤＫなど家族が集まる空間をゆったりと設計し、個室はコンパクトに。仲よし家族がいつでも互いの気配を感じられるように、吹き抜けを取り入れて１階と２階のつながりも意識しています。
　失敗しない家づくりについて、「前の暮らしの不便をどう解消するかがポイントじゃないかな」と話してくれた奥さま。実際、家事動線を重視したのはこれまでの不便があったから。コンセントや収納の位置、大きさなど、日常生活のなかで感じる小さなストレスを書き出し、一つひとつ設計に反映していったと言います。
　快適な家事動線と家族の絆を育む間取りで、これからの暮らしはもっと楽しくなりそうですね。