しわく堂の手掛けたリノベーション物件を見て「いいな」と思ったことをきっかけに、新築ではなくリノベーションを選んだと言うご夫婦。既存住宅を購入する場合、状態によってその後の工事費が大きく変わるため、床下や屋根裏など見えない部分までチェックする必要がありますが「担当の平宅さんが家選びから一緒に見て回ってくれて助かりました」とご主人は振り返ります。プロが同行してくれたことで、その場である程度の予算を把握することができたと話してくれました。
　この家をはじめて見学したときは、部屋が細かく区切られていて暗く感じたそう。「明るく、広くなんて本当にできるのだろうか」という不安もありましたが、見事開放的な空間に生まれ変わりました。
　「リビングを極力広くするために壁や柱をなくし、鉄骨の梁で補強して大きなワンルームを実現しました。ＬＤＫは天井高を２．８ｍまで上げ、視線が抜ける螺旋階段で２階につないでいます」と平宅さん。古いものが醸し出す味わいを生かしながら、ご夫婦の好みや機能性をプラスした住まいは、新築にはない奥深い魅力にあふれています。