もともと住んでいた古民家での生活に不便を感じ始め、新しい家を建てようと思い立ったご夫婦。コロナ禍で土地探しが難しくなり、建材や設備も高騰するなか、家づくりの資金相談をしていたファイナンシャルプランナーから紹介されたのが克建でした。地元の工務店ならではの地域に根差した情報の多さに加え、ご夫婦の関心が高かった換気機能についての理解の深さにも好感を持ち、依頼を決めたといいます。「夫婦で花粉症やアレルギーがあり、子どもも小さいので、高気密・高断熱と同じくらい換気を重要視していたんです」。
　完成したのは、北欧と和をかけ合わせた“ジャパンディ”スタイルの家。ＬＤＫは解放感が抜群で、床には肌触りが心地よい無垢材を使用。「自然を感じる家にしたい」と、たっぷりと設けられた窓からは、庭やその向こうの緑が楽しめ、家の中と外とのつながりを感じられます。
　奥さまのお気に入りはダイニングの丸テーブル。そこから見渡す景色が好きだと顔をほころばせます。「みんなで料理や食事をしながら、会話のはずむ家にしていきたい」と、新たな暮らしに胸を膨らませていました。