車を走らせると目に飛び込んでくる一見カフェのようなモデルハウス。自社の打ち合わせルームも兼ねながら、高知県東部の国道沿いに何かランドマークになるようなものをつくりたいと「何これ喫茶店？プロジェクト」と銘打って完成したのがこちらです。その名の通り、国道から見ると何かのお店のように見え、中はどんなふうになっているんだろう？　と好奇心をくすぐるカッコよさ。一歩中に足を踏み入れると、吹き抜けの天井に秘密基地のようなロフト、ドカンと広いウッドデッキと非日常の空間が広がります。もちろん、家づくりの際は非日常でなく毎日の生活を考えた機能やデザインを重視しますが、モデルハウスを見て家づくりのヒントにしてもらえたらと貞広社長は話します。
　そんな社長が大切にしているのは、木の使い方を忠実に守りながらきっちりと選別するということ。丸太から目利きして自社で挽くものはもちろん、製材しているものでも、常にお客さまのことを考え、限られた予算のなかで一番良いものを選びます。モデルハウスに使用している木材は全て自社で挽いたものを使用しているので、材木店が手掛ける本物の木の家を思う存分体感できるはずです。