高台の住宅地に完成した邸宅。当初はマンションの購入も検討していましたが、お子さんたちがのびのび過ごせるようにと一戸建てを選びました。施工を依頼したのは、丸和建設。これまでに奥さまの親戚の住まいや別荘を計４棟手掛けており、ご夫婦も絶大な信頼を寄せていました。
　ご主人とお子さんがアレルギー体質で、以前のマンションでは寒暖差や湿気による咳などの症状に悩まされることが多かったというご夫婦。新しい住まいでは、心地よく健やかに暮らせる室内環境を希望していました。そこで丸和建設では、調湿性や防虫性にすぐれた断熱材「セルロースファイバー」を隙間なく吹き込むデコスドライ工法や、高断熱樹脂サッシなどを用いて、夏は外からの熱の侵入を防ぎ、冬は室内の熱を保つ工夫をしました。また、機械を使って24時間、室内の空気をきれいに保つ第一種換気システムも搭載。さらに、エアコンはキッチンと階段の２台のみとし、各部屋には空調をアシストする「エアパスファン」を設置。家じゅうの温湿度が均一に保たれ、年間を通して快適な空間を作っています。
　「高性能な資材や機械の効果はもちろん、施工する職人さんの高い技術にも感服しました。気密性を測定し、数値で示してもらえたことも安心感につながりました」とご主人。新居に越して来てから、夜中に目覚めることもなく、ご家族全員がぐっすり眠れるようになったそうです。
　物価の上昇で建築費も高騰するなか、今後の光熱費やメンテナンス費などのランニングコストを抑え、生涯快適に暮らせる住まい。細かな箇所までじっくりと手を掛けて、形になりました。