陶芸家の奥さまが長年の夢を叶えて建て替えた新しい家は、大きな窯と作陶スペースのあるアトリエがあり、各部屋の空間を大きくして自由にレイアウトが変えられる家。インテリアコーディネイターの資格も持つ奥さまが、内装や間取りなどのアイデアをご主人にプレゼンテーション。ご主人は構造やメンテナンス、難しい手続きなどを担当することで家づくりは二人三脚で進めたそう。最初に希望の平面図を描き、タニグチと打ち合わせを重ねるなかでいろいろと議論をしながら2人の考えをまとめていった。　両隣の家は1階を生活の中心としているため、視線を気にしなくて済むようにＬＤＫを2階に設け、荷物の運搬や老後のことなどを考え家庭用エレベーターを設置。奥さまのこだわりはセンスあふれる色合いと風合いのタイルを壁一面に貼ったキッチン。床はこのタイルにぴったりのウォールナットをチョイスした。1階から2階に上がれば、ぱっと広がる大空間。驚きの天井高にインパクトと開放感は絶大で、外観からは想像できない内部空間の家が完成した。広くて快適な家で、家族4人の新しい歴史が始まる。