築年数60年以上の住宅で生活をしていたＹさま。古くなった水回りを修理しながら暮らしていたものの、年齢を重ねるにつれ、段差がある間取りや動線が不便に感じるようになったそう。「日々のライフスタイルも変わった今、もっと心にゆとりを持ちながら過ごしたいと思うようになりました」。生活環境を変え、暮らしの質を高めたいと、リフォームではなく新築を選択しました。
　バリアフリー設計で建てられた平屋の住まい。リビングから水回りへの動線をコンパクトにまとめ、家事の効率化を図りました。寝室などのプライべート空間はパブリックエリアの奥に集約。適度な距離を保ちながら、それぞれの場所で穏やかに過ごせることがポイントになりました。
　古くからの知り合いだというタニグチとの家づくりを振り返り「雑誌などで気になったインテリアや仕様があれば、担当スタッフや大工さんにすべて伝えて、ほとんど叶えてもらいました」と満足そうに顔をほころばせます。これからはガーデニングや家庭菜園など趣味の時間を充実させたいとのことで、ますます日々の暮らしが豊かになりそうです。