街でふと見かけたツートンカラーの外壁、庭はミモザと芝が植えてあるカフェのような雰囲気の家、こんな家で暮らしたい！ と家づくりを始めたご夫婦。いろいろ模索するなか、希望の一つひとつを熱心に聞いてくれるＴＯＡＨＯＭＥに依頼することに。
　バイクが趣味のご主人はインナーガレージを、奥さまはそれ以外をコーディネート。ＳＮＳや雑誌などで自分の「好き」を集めながら、設計やコーディネーターと打ち合わせを重ねた。無垢の床材、インダストリアルデザインの建具や照明を取り入れ、かわいすぎない空間になるよう心掛けた。好きな色を選んでいくなかで、ニュアンスのある深いブルーがアクセントカラーになった。木の持つ風合いと色味、照明や建具の取っ手などのアイアンブラックが全体を引き締めている。
　奥さまが一番こだわったのは照明。リビングはホーロー製のカフェ風、玄関は外も中もエイジング加工されたシェードをセレクトし、おうち全体を統一した雰囲気に。夜になると美しい影が壁に映し出され、また違った空間に変化する。壁紙も真っ白でなくあえて少し汚れたような柄を選んで、エイジング感が出るように。お引き渡し後、庭にレンガを敷き詰めたり芝生を植えたり、シンボルツリーを選んだり。ガレージもＤＩＹできる仕上がりにしているので、これからどう育っていくのかも楽しみな家となった。