2階の半分を美容室にした店舗兼住宅のO邸。カフェのような癒しの空間をイメージした美容室と、子育てをメインに考えた住居をそれぞれ独立させて実現したかったというO主人。店舗を2階にしたのは足音などでお客様に生活感を感じさせないための配慮であり、道路から高くなることで車の騒音も小さく視界も開けるなどのメリットがある。住居の玄関は店の出入口とは反対側にあるのでプライバシーも保たれ、玄関からリビングまで続く土間は、庭と室内を区切る緩衝地帯としてさまざまな役割を果たしているという。キッチン、リビング、お風呂は1階にまとめ、生活しやすい動線を確保し、デザインもしっかり考えてつくり込まれている。