具体的なマイホームの計画はないものの、少し興味をそそられて、ＨＡＳ（エイチ・エーエス）主催のイベント「建築家とつくる家」にでかけたご夫婦。その際に出会った担当者との交流を通じ、住んでいた家を新しく建て替えようと決意。プラン確定まで約４ヵ月の時間をかけ、家族それぞれが暮らしやすい、ご夫婦ともに納得のいく間取りを作りあげた。イベントに参加してから家が完成するまで約１年。とくに細かいオーダーはせず、最低限の希望のみを伝え、建築家からの提案を大胆に取り入れていった。白壁と木材の温かみをベースに、石を使用してダイナミックさをプラス。異なる素材を組み合わせることで、それぞれの場所にしっくりとくる趣を作り出している。家の中心となる中庭も、提案されたもの。プライバシーを守るだけでなく、北面にあるリビングに多くの光を届ける大切な役割を果たしている。「住宅街にありながらリビングから空を見上げることができ、想像以上に快適です」と、今ではなくてはならない空間になっているとか。オーダーしたのは広いリビングのみ。そのほかは思い切ってプロを信頼した結果、以前よりも明るく、ゆとりのある家が完成した。