今まで住んでいたアパートは、収納が少なく、子どもが生まれて手狭に感じるようになったことなどから家を建てようと考え始めたご夫婦。共働きで奥さまは夜勤もあるため、実家に歩いて行ける距離で、お子さんが徒歩で学校に通える範囲内に土地を探した。クリエイト伸で家を建てることを決めたきっかけは、友人に誘われて完成見学会に参加したこと。無垢材を多用しているところ、動線がしっかり考えられた間取り、他とは違った自由なデザインなどが気に入って、それまでに検討していた10社近い施工会社のなかから選んだという。家を建てたいと考え始めてから土地が見つかるまで4年近くかかっため、その期間を利用して家づくりに対する知識を深め、自分たちの希望やアイデアを固めていった。ふたりの希望は、生活しやすい動線を考えた間取り、ゆっくりくつろげて人をたくさん呼べる家。日差しの入り方を考慮して家を敷地の北側に寄せ、敷地面積の広さを生かした、1階で生活のすべてが完結できる平屋風の造りに。子ども部屋だけを2階にあげ、リビングとダイニングをはじめとする1階の空間は一つひとつの部屋を広めに取り、家事動線を短くするために水回りはキッチンの近くに集中させた。乱雑になりがちなパソコン周りを、人目に触れさせないために専用の書斎を設け、キッチンには家電や調理用具が丸ごと納まる大容量の背面収納や、冷蔵庫を隠す専用のスペースも確保した。新居で1年を過ごした今、春夏秋冬が快適に過ごせることを実感し、休日もずっと家にいたくなるほど居心地がよくて満足しているそう。子どもの友だちなどが遊びに来たがっていることを知り、さらにうれしさが増しているという。