高台から海を眺められるサーファーズハウス。ご主人の「アメリカの雰囲気を感じられる家がいい」という言葉を受けてデザインされたものです。広いカバードポーチを通り抜け玄関を入ると、サイドに広がる土間空間。左に行けばパントリー、右に行けば土間収納、そして正面に行けばＬＤＫと動線を分けているのもポイントです。
　以前は築40〜50年の実家に住んでいたというご夫妻。数ある工務店のなかからユメックスを選んだ理由は「担当者とのフィーリング」と答えてくれました。「特に細かく指示したわけではありませんでしたが、設計士さんが何気ない会話のなかから私たちの暮らしを引き出して形にしてくれました」と奥さま。フィーリングが合うということは、その後の意思疎通もスムーズに行えるメリットがあります。「家を建てる前に職人さんとの顔合わせがあって、営業さんだけでなく大工さんや監督さんも一緒に食事を囲む機会がありました。作り手の顔がわかるというのも大きな安心につながりましたね」とのこと。確かな信頼関係のもと家づくりが行われました。
　この家のポイントは夫婦ともに趣味の部屋を設けていること。ほぼ同じ面積でプライベートな空間を作っています。ご主人は釣り具を置いた土間スペース。奥さまはリビング横の小部屋を読書スペースとして使います。プライベートな時間も大切にしたいというおふたりの思いが尊重された間取りです。どちらの部屋も家族が集まるＬＤＫに接しているので、半個室のような感覚で家族の気配が感じられるのもいいですね。
　プライベートもパブリックもバランスよく配置した住まいなら、“おこもり時間”も楽しく過ごせそうです。