南向きの玄関の前に東西方向にスッと伸びる木のテラス。「ＢＢＱをしたり子どもがプールで遊んだりする楽しい場所」と奥さまは言います。自宅のリビングの軒先で、リゾート地さながらの暮らしを楽しめるのがＳ邸なのです。
　「リビングが中心の家。天井はなるべく高く、寝室はコンパクトに」というのがご主人の当初の希望でした。家族が一緒に心地よく過ごせる場所を実現するため、豊嶋建設が提案したのが、川の字型の３層構成。南側に、外部での生活を楽しむウッドデッキ。そこから室内に入ると大きなリビング。希望通り最高天井高さは４．５ｍ、広さ約30畳の豊かな大空間です。そして北側には寝室を配置し、奥に行くほどプライバシーが高まるというわけです。
　玄関からシューズクローク、パントリー、キッチンに続く家事動線は機能的で収納力抜群。室内が散らかる心配もありません。対面式のキッチンは奥さまのこだわりで、リビングやデッキで遊ぶ子どもをいつも見守ることができます。
　「住み手の生活スタイルや好みに合わせたデザイン」が豊嶋建設の真骨頂。ご主人の「黒を貴重とした外観」という希望には、塗り壁とガルバリウム鋼板に木を組み合わせ、重い印象にならないよう配慮しています。そして室内には周辺の野山を切り取るピクチャーウィンドウ。空間のアクセントにひと役買っています。また、大きなリビングを実現するためには断熱性能も重要。少ないエネルギーで内部の温度を保てるよう断熱パネル工法を採用し、夏も冬も快適な高性能住宅となっています。
　家のなかも快適、天気のいい日は屋外も気持ちいい。家族団らんの時間は、暮らしに合わせて自由に広がります。