ネット検索がきっかけだったという田中工務店との出会い。快適さを曖昧に表現するのではなく、気密や断熱性能を数値で出していること、これまで手掛けてきた棟数や実績に信頼を抱きました。なかでも田中工務店が推奨する床下エアコンを積極的に取り入れたいと思ったそう。
　「これは採用してよかったです。エアコンは補う程度で、寒いときは朝夕に少しだけ。電気代も助かっています」と奥さま。付加断熱とトリプルガラス樹脂サッシを採用し、ＵＡ値０．３８とＣ値０．１を実現。外皮性能、パッシブデザイン、床下エアコンが三位一体となって快適性を作り出しています。「通常のエアコンだと風が吹きつけるので乾燥しがちですが、その心配も不要です」とご主人も話してくれました。また、回遊できる動線も快適さのポイント。キッチンと洗面は近くに配置して行き来しやすく。脱衣所からウォークインクローゼットを通って寝室に行ける、無駄のないルートを設計しました。
　明るいＬＤＫには自然と家族が集まり、無節の杉床はお子さんが裸足で駆け回るのをやわらかく受け止めます。高い住性能と自然素材を用いた大工の手仕事の数々が、家全体をやさしく包んでくれるようです。